伝票請求書を作成できる販売管理ソフト
請求書のフォーマットは取引先との関係により自社の一存では決められない場合があります。
ピー・シー・エーの販売管理ソフト「PCA商魂」なら明細請求書、合計請求書、伝票請求書すべて作成可能です。
『伝票請求書』というフォーマットを求められた場合は、販売管理ソフトの選択に注意が必要です。
明細請求書や合計請求書はだいたいどの販売管理ソフトでも作成可能ですが、『伝票請求書』の作成には対応していないソフトもあります。
伝票請求書をご存知ではない方のために、まずは説明します。(ご存じでないということは必要でないということと限りなくイコールの可能性が高いのですが、説明させてください。)
請求書のフォーマットは大きく3つ存在します。
・明細請求書
・伝票請求書
・合計請求書
今、パソコンソフトで作成された請求書の多くは『明細請求書』タイプとなります。
集計期間の合計を表示するヘッダ部分と、納品書にも記載した「品名、型番、数量、単価、金額」などの情報を時系列で羅列した明細部分とで構成されています。
『合計請求書』は『明細請求書』の鑑の部分だけのモノです。
手書きの時代からあるもので、3~5枚程度の用紙がつづられた複写式の納品書(例えば、4枚複写で1枚目:納品書、2枚目:物品受領書、3枚目:納品書控え、4枚目:請求書)と組み合わせて使用します。日々の取引では複写式の納品書を記入し、1枚目と2枚目の納品書と物品受領書は商品と一緒に取引先へ送付し、3枚目と4枚目の納品書控えと請求書は手元に保管しておきます。取引先と取り決めた締日になったら、保管しておいた請求書を束ねて合計金額と伝票枚数を計算し合計請求書へ記入し表紙とします。
今まで手書き管理だった会社が販売管理ソフトを導入する場合に、このタイプの請求書が、現状の業務に近いフォーマットになることが多いのですが、締日まで保管しておくとか手間でしかありませんので特別な理由がない限りは明細請求書タイプへの切り替えをおすすめします。
話しを本題に戻して、『伝票請求書』は鑑部分と明細部分が一体になっている点は明細請求書と同じですが、明細部分には、納品書の納品日・伝票番号・伝票ごとの合計金額のみ表示します。
伝票番号と日付が記載されていれば、内容のチェックが必要な場合は納品書を見ればいいわけですからね。請求書を受け取る側のメリットとしては用紙が削減でき原紙証憑の保管料を抑えることができます。主に取扱品目が多い業種でこのタイプがみられます。