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会計ソフトの部門管理の仕組みには2種類あります。

「会計ソフトで部門管理をしたい」

よく聞きくフレーズです。

どのメーカーの会計ソフトを導入するかを決定するためには、「会計ソフトで部門管理」とは、御社は具体的に何をどうすることを求めているのかを明確にする必要があります。

この話しは、別の機会に記事にしたいと思います。

そして、もう1つ重要なことで今回取り上げるのは、御社が管理したい部門の構造が、「ピラミッド型組織」なのか「マトリクス型組織」なのかを知ることです。


身近な例で言うと、日頃みなさんが買い物をされる多店舗展開型のスーパーマーケットの殆どが「店舗」と「商品群」という2つの軸から組織されています。

それぞれの「店舗」の指揮命令系統の頂点は店長ですが、このようなスーパーマーケットでは店舗が各々に仕入をしているわけではなく、本社のバイヤーがスケールメリットを生かした一括仕入れを行うことが多く、バイヤーは自分が担当する商品群において全店舗の販売計画を立案実行します。よって「売場=商品群」という単位での指揮命令系統の頂点は本社のバイヤーと言えます。(もっとこまかい話しをすれば店長の上や、バイヤーの上や横に関連部署がつながりますが、今回の記事の本筋には影響しないので割愛します。)

このような背景のもと、店舗単位と商品群単位の管理を行っています。

これを「マトリクス型組織」と呼びます。

部門.png

前置きが長くなりましたが、自社にとって会計ソフトで「マトリクス型組織」の部門管理が必要であるかどうかという点は慎重に検討してください。


では、次のような例で、会計ソフトごとにどのような画面で設定するのかをみていきます。

・店舗が3店舗(新宿、渋谷、池袋)
・商品カテゴリが6つ(青果、鮮魚、精肉、デイリー、ドライ、ノンフード)


弥生会計の場合

弥生会計部門登録.png
ツリー形式でわかりやすいですね。
最大5階層まで設定できます。 

しかし、店舗別の集計を優先するなら、商品カテゴリ別の集計はできません。

弥生会計は、頂点がひとつになるピラミッド型の部門管理はできますが、マトリクス型の部門管理はできません。



勘定奉行、PCA会計、大蔵大臣の場合


この3つのメーカーは考え方が似ています。

最小単位を「部門」と呼び、「部門グループ」で関連付けをしていきますので柔軟な設定が可能で「ピラミッド型組織」「マトリクス型組織」どちらにも対応できます。

大蔵大臣で確認してみましょう

「部門」では、最小単位を登録します。
大蔵大臣部門登録.png

「部門グループ」で、店舗や商品カテゴリに紐づける部門を設定します。
部門グループを他の部門グループの内訳にすることもできます。
大蔵大臣部門グループ登録.png


会計王の場合


弥生のようなツリー形式の部門登録と、応研・奉行・PCAのような部門グループの併用型です。
会計王部門登録.png




このように部門の設定ひとつをとってもメーカーによって異なりますので、自社の考え方に近いソフトを選択する必要があります。


※部門管理は、共通費の配賦や予算管理とも密接な関係がありますので、今回の話しに加えて、具体的に何をどうしたいのかをトータルで考える必要があります。