勘定奉行・弥生会計等の導入支援-業務ソフト導入支援塾:会計ソフト・販売管理ソフト・給与計算ソフト等業務パッケージソフトを活用し、中小企業の経営を支援します。【業務ソフト導入支援塾】

ホーム > 会計ソフト > 他の勘定科目の実績値で配賦できる会計ソフト

他の勘定科目の実績値で配賦できる会計ソフト

『部門別の利益管理をしたい』という場合に、「共通費の配賦」というキーワードがでてきます。


配賦機能は、会計ソフトのメーカーによってさまざまな仕様があります。

会計ソフトに配賦機能が必要な企業は、配賦機能が「ある」「ない」で比較するのではなく、御社の共通費の按分方法に則した機能が搭載されているか否かで検討する必要があります。


本日は、1つめのポイントをご紹介します。

例えば『「水道光熱費」を「売上高」の割合で配賦したい。』といった場合は、割合の基準となる売上額は固定ではないので手作業で行おうとすると手間がかかります。

またこの例の場合は、按分する科目とは別の科目の実績を基準にする。という点もポイントで、会計ソフトによっては対応していないものもあります。


具体的に以下の例でOBCの勘定奉行で運用する方法をみてみましょう

[売上高]
  第一営業部 3,000,000円
  第二営業部 6,000,000円

[給与手当]
  共通経費 3,000,000円 → 所属人数の割合で配賦したい
  第一営業部 5名
  第二営業部 5名

[水道光熱費]
  共通経費 1,500,000円 → 売上実績の割合で配賦したい

[新聞図書費]
  共通経費 500,000円 → 直接費の割合で配賦したい
  第一営業部直接費 100,000円 
  第二営業部直接費 300,000円


まずは、設定を行います。
・水道光熱費を売上実績の割合で配賦するために、「売上実績」に含める勘定科目を設定します。
勘定奉行配賦基準(実績型)対象科目の登録.png

・配賦基準を作成します。
 今回の例では、「売上実績の割合」「所属人数の割合」「配賦元科目の実績の割合」の3つが必要です。

実績型は、配賦元科目の実績と任意科目の実績の2種類ありますが、勘定奉行では配賦元科目の実績はあらかじめ設定されていますので、今回は「売上実績」だけ作成します。
勘定奉行部門別配賦基準登録(実績型_任意科目).png


所属人数の割合は、数値型の配賦基準となります。100%になるように設定する必要はとくにないので、所属人数をそのまま入力できます。(整数12桁+小数2桁)
勘定奉行部門別配賦基準登録(数値型).png


・科目ごとにどの配賦基準で配賦するかを設定します。
 今回は、給与手当→人数 水道光熱費→売上実績 新聞図書費→配賦元実績を設定します。
 (複数パターンを登録しておくことが可能です。)
勘定奉行配賦パターン登録(科目別配賦基準の割り当て).png

設定は以上です。


配賦処理を実行します。
勘定奉行配賦処理メニュー.png
それぞれ設定した基準どおりに按分されています。
給与手当 - 所属人数の割合(5名:5名)
 第一営業部 1,500,000円
 第二営業部 1,500,000円

水道光熱費 - 売上実績の割合(300万:600万)
 第一営業部 500,000円
 第二営業部 1,000,000円

新聞図書費 - 直接費の割合(10万:30万)
 第一営業部 125,000円
 第二営業部 375,000円


作成される振替伝票は「部門実績配賦伝票」として登録され、検索時などに、手入力した伝票とは区別できるようになっています。
勘定奉行振替伝票(配賦機能一括作成).png