毎月同じ内容の売上伝票を作成する方法(メーカー比較)
販売管理ソフトには、毎月同じ内容の売上伝票を作成する機能が搭載されているものがありますが、メーカーによって動作が異なります。メーカーごとの動作をご紹介します。御社にとって最適な販売管理ソフトを選んでください。
ユーザーごと、メニューごとに入力期間設定ができる販売管理ソフト
売上伝票は売上金額を確定するために入力期間の制限をかけたいが、営業部門スタッフは月内のみ入力可能、経理部門スタッフは翌月5日まで入力可能など、ユーザーごとに制限をかけたい。かつ、見積書など売上伝票以外は入力期間の制限をかけたくない。
このように、営業部門と管理部門が一緒に使用する販売管理ソフトを導入する場合は、ユーザーごと・メニュー(伝票種類)ごとに柔軟に入力期間設定ができる販売管理ソフトがおすすめです。
日本郵便のWebレターと連携できる販売管理ソフト
Webレターは、日本郵便株式会社のサービスです。
請求書・通知書・DMなど送りたい文面と届け先をWebから入力するだけで、印刷・封入・発送までを1枚97円から利用できるサービスです。
印刷の紙代・インク代・封筒代、用紙を三つ折りし封筒に詰めて封をして切手を貼って投函する手間が不要になり、人件費を含めたトータルコストの低減が期待できます。
またクレジットカード決済が利用できたり、利用履歴を12ヵ月分確認できるので発送履歴の管理もできます。
回収予定の作成タイミングを選べる販売管理ソフト
販売管理ソフトの回収予定表は、請求書を作成する締め処理を実行すると回収予定表が作成されるものがあります。
しかし、売上伝票を入力したら、その都度、回収予定表が更新される販売管理ソフトが欲しい。という要望を聞きます。
受発注同時入力/売上仕入同時入力ができる販売管理ソフト
在庫を持たずに仕入先から得意先へ直接発送することが多い場合は、販売管理ソフトに売上仕入同時入力(受発注同時入力)の機能があると効率的です。
未承認の見積書に印刷制限できる販売管理ソフト
見積書は社内承認を得て出している会社が多いと思いますが、「承認手続き」は各社各様で、販売管理ソフトとは切り離している場合が多いようです。
例えば、紙に印刷したものを決済したり、承認ワークフローシステムを導入したり、メールやチャットシステムで代用したり。
本日のテーマは販売管理ソフトにおいて、未承認時は印刷に制限をかけ、承認済みの見積書だけ印刷できるように仕組みをつくるご提案です。
商品名や商品コードをもっとも多く登録できる販売管理ソフト
販売管理ソフトの導入を検討する際にどんなことができるのかといった機能面に目が行きがちですが、最初にして最低限クリアしなければならないことはマスタ回りの仕様確認です。
例えば、商品コードの桁数は何桁まで登録できるのか?
ここがクリアされない限り、どんなに御社の業務にフィットする機能だったとしても導入はできません。
特に、初めての販売管理ソフト導入ではなく、オフコンや作りこみのオリジナルシステムからパッケージソフトへの乗り換えを検討される場合は、コード体系がすでにルール付けされていて変更が難しい場合があります。
たとえばこれがアウトプット関連の話しであれば、導入後に欲しい帳票がないことに気づいてもExcel出力の機能があればExcelで作成する道が残されていますし、カスタマイズという方法も検討できます。
しかし商品コードの桁数は根幹部分です。導入した後に桁が足りないことに気づいても手の打ちようはないでしょう。
他のソフトと連携運用の場合にも受注残管理ができる販売管理ソフト
販売管理ソフトの多くは受注残管理の機能が搭載されています。
受注残とは注文を受けたけどまだ出荷していない数のことです。
分納が多い場合や出荷までの期間が長めの業種では必要な管理となります。
販売管理ソフトを単体で使用する場合は問題ありませんが、倉庫会社のシステムと連携を検討している場合は注意が必要なチェックポイントが1つあります。
パスワード管理を強固にカスタマイズできる業務ソフト
業務ソフトは、会社のお金の流れや従業員の個人情報、得意先・仕入先との取引情報など入力しますので、パスワード管理は重要な要素ですね。
出荷予定日、納品期日を自動計算できる販売管理ソフト
出荷までのリードタイムがアイテムごとにマチマチだったり、全国の得意先と取引をしていると、出荷予定日が同じでも納品日が異なることもあり、社内管理や問い合わせ対応に苦慮している。そんな場合におすすめなソフトをご紹介します。
インターネットバンキングのデータを受け入れ出来る販売管理ソフト
入金伝票の入力って面倒じゃないですか?
見積書や売上伝票を入力する時に比べて、うきうきわくわく度が半減している気がするのは私だけでしょうか
共感していただけるあなたには、
バラ・ボール・ケースなど荷姿ごとの単価計算ができる販売管理ソフト
販売管理ソフトの多くは、1商品=1単位が前提の仕様になっています。
○ 1個単位で仕入れて、1個単位で販売する
○ ケース単位で仕入れて、そのままケース単位で販売する
× ケース単位で仕入れて、1個単位で販売する
× ケース単価・ボール単価・バラ単価など荷姿により複数の単価がある
1つの商品コードで荷姿ごとの複数の単価を設定したい場合は販売管理ソフト選びにご注意ください。
明細単位で消費税を計上できる販売管理ソフト
消費税を計算するタイミングが異なると誤差がでる場合があります。
こちらの例は、本体価格1,960円の商品を合計7,840円分販売したと言えますが、消費税を計上するタイミングが違うだけで税込請求金額に最大3円の差が生じます。
あるお客様では、使用している販売管理ソフトが得意先が採用している消費税の計算方法に対応しておらず、また、先方に合わせざるを得ないため毎月手修正で入金金額にあわせている。とおっしゃっていました。
導入を検討している販売管理ソフトに自社にとって必要な計算方法が搭載されているのかという点を注意して検討してください。
拠点単位で請求書を発行できる販売管理ソフト
販売管理ソフトを支店や工場など遠隔地を繋いで使用する企業が増えてきました。
本日の記事は、各拠点がスタンドアロンで使用していた時にはなんら問題にならなかったことが、いわゆる「クラウド化」によって問題となってしまうこともある。という話しです。
「請求書を支店単位で発行したいが、ある得意先が支店をまたがった取引先であった。」
もう少し内容を具体的にします。「自社の本店営業部と横浜支店は、それぞれA社と取引をしている」このような条件において以下のような要件を求められることがあります。
・請求書は本店営業部、横浜支店それぞれで発行したい
・本店営業部、横浜支店それぞれの売上を集計したい
・A社との取引金額を集計したい(全社合計、支店単位)
複数の商品コードで管理できる販売管理ソフト
商品は「自社コード」「メーカー品番」「JANコード」など1つのアイテムに複数のコードが存在し、その時々でインプット・アウトプットの商品コードを使い分けている企業も多いと思います。
このような場合は、複数の商品コードを持てる販売管理ソフトが必要です。
売掛金と買掛金の相殺を自動で行うことができる販売管理ソフト
一般的な販売管理ソフトは売掛金と買掛金を相殺することはできません。
なぜなら、売掛金は「得意先マスタ」、買掛金は「仕入先マスタ」とそれぞれ別のマスタで管理しているからです。
よって、『売掛金と買掛金を相殺した』という実務上での状態を、販売管理ソフトへ入力するためには、「入金伝票と支払伝票をそれぞれ入力する」という作業が必要になります。
委託販売ができる販売管理ソフト
一般的な販売管理ソフトでは1枚の「売上伝票」を入力することにより売上と在庫が連動して更新されます。
在庫 (減)
売上 (増)
債権 (増)
では、委託販売の業務とはどのようなもので、販売管理ソフトにはどのような機能が必要になるでしょうか
預かり品管理ができる販売管理ソフト
売上計上(請求)のみ行い、商品は自社内で保管、その後出荷指示があるたびに発送するという場合があります。
大規模な冷凍冷蔵倉庫での保管が必要な食品などの取引でみられます。
この場合、預かった商品は自社にありますが、売上を計上しているので得意先の資産となるため自社資産とは区別する必要があります。
また、どの得意先からいくつ預かっているのかを管理する必要もあります。
マトリクス表を作成できる販売管理ソフト
「マトリクス表」というとピンと来ない方もExcelの「ピボットテーブル」と言えばわかる方も多いでしょうか。
「クロス集計」「行列表」といった呼び名を使う場合もありますが、販売管理ソフトには必ずしも搭載されている機能ではないのが残念です。
搭載されていないソフトの場合はエクセル出力後に加工するという作業が発生しますので、自社にとって必要な機能かどうかをご検討ください。
期間単価や数量別単価を設定できる販売管理ソフト
販売数量によって価格を下げる「ボリュームディスカウント」、年度末や催事・キャンペーンなどにあわせて設定する「期間限定価格」
御社がこのような販売手法を取り入れているのなら、販売管理ソフトに、これらを制御する機能を求めるかどうかを検討してください。
一般的な販売管理ソフトは販売単価を商品マスタで設定しておくことができますが、伝票で手修正することも可能です。
よって、以下のような理由で、業務としては該当するけれど、販売管理ソフトの機能には求めない。という選択肢もあります。
・期間限定で安くすることもあるけど、そう多くはないので、伝票を入力する際に気を付ける
・ボリュームディスカウントすることもあるけど、在庫管理しないので、単価別に商品コードを複数作る
・自分一人で入力するので、気を付ければコントロールできそう
しかし、日常的に発生する業務であり複数担当者が入力するというのであれば、販売管理ソフトで制御することも検討した方がよいでしょう。